腰痛と併せて股関節の痛みや足のしびれなど症状が激しく、いわゆる間歇歩行という状態が2年ほど続きました。

MRIなどの検査でも腰痛の原因は判らず・・・

MRIのある総合病院で検査をしても、すべり症が少々あり、馬尾神経に多少、影響が出ている程度で、整形外科的にはそれほどの心配な状態ではないと言われました。

処方された薬はメチコバールというビタミン剤で、自覚症状と診断との落差に呆然としたものです。

あんま、鍼灸にも行ったのですが、私の場合、思ったような効果は得られませんでした。

この腰痛は諦めるしかないかなと思っていた時に出会えた整形外科の先生

諦めるしかないかなと思っていた時、ベテランの先生が診療に当たっていて、高齢者を中心に、一日500人くらいの患者が押し寄せている整形外科のクリニックに行ってみました。

すると、先生が腰に非ステロイドの抗炎症剤の注射を打ってくれました。

そして「絶対に靴をかえなさい」といわれました。

すると翌々日には嘘のように痛みが無くなり、間歇歩行もしなくなったのです。

注射だけでなく、温めたりといった処置も同時にしてくださったのですが、その後の経過を見ると、やはり著効したのは抗炎症の注射でした。

腰痛も辛いとはいえ、股関節の痛みが耐え難かったので、腰に注射を打つことに疑問があったのですが、先生が「ここの炎症が股関節の痛みに影響している」と説明してくださって、「ああ、これも腰痛だったのだ」と納得した次第です。

何度かの抗炎症剤の注射で回復の後、腰痛・股関節の痛みが消えた

もちろん、腰痛の根治ではなく、急性期の対処だったので、その後も何度か期間を空けて注射をしてもらいました。

同時に靴を、ローヒールとはいえ、パンプスをはいていたものをウオーキングシューズにかえました。

また、それに合わせてスカートを止めて、ファッションそのものもパンツ・スタイルにしました。

以降、よほどの場合以外はスカートを穿かないようになりました。

またマットレスも腰痛対策のものに変えました。

 

すると1年ほど過ぎたころから腰痛、股関節の痛みを感じなくなったのです。

すべり症がなくなったわけではないし、特段、筋肉が付いて、腰を守るようになったわけではないのです。

ですが、腰痛の対症療法をしているうちに、靴をかえ、正しい歩き方が身に付き、良い腰痛対策のマットレスを選んだお陰でぐっすり眠れ、おかしな負担が腰に掛からなくなったのだと思います。

代替療法などに頼るより、経験豊富な名医に治療をしてもらうのが第1だと納得しています。